OA59龍谷ミュージアム提携講座地獄絵ワンダーランド
大阪梅田キャンパス
石川知彦/村松加奈子/丹村祥子
講義詳細
本講座では、この展覧会への理解を深めていただくために、特に、近世の作例のうち“たのしい地獄”と形容すべき素朴でユーモアにあふれた地獄絵にも触れながら、死への恐怖を超越した造形等について解説します。 本講座の受講を通してあらためて「地獄」とはいかなる存在であったかを考える機会としていただければ幸いです。
講座日程
(1) 10月10日(火)
焰摩天から閻魔王へ 担当:石川 知彦
(2) 10月17日(火)
冥界の彫刻 担当:丹村 祥子
(3) 10月24日(火)
龍谷ミュージアム特別展「地獄絵ワンダーランド」の概要と観覧 担当:石川 知彦
(4) 10月31日(火)
こわい地獄絵・こわくない地獄絵 担当:村松 加奈子
備考
【参考文献】
『特別展図録「地獄絵ワンダーランド」 ※秋季特別展「地獄絵ワンダーランド」開催初日(9/23)から龍谷ミュージアムにて販売します。』
【注意】
第3回の10月24日(火)は、龍谷ミュージアム(京都市下京区)にておこないます。ミュージアム内101講義室で事前に展示解説を実施した後、自由観覧となります。(詳細は第2回講義時にお知らせいたします。)
受講対象者:特に制限はありません。
専門分野は、仏画や仏像を中心とする日本仏教美術史。1984年から2010年3月まで大阪市立美術館学芸課に勤務し、仏教美術を中心に数々の展覧会を担当した。とくに聖徳太子や役行者に関する展覧会図録に多く執筆し、それらに関する著書や論文がある。
村松加奈子/龍谷ミュージアム学芸員
日本仏教絵画史を専攻。聖徳太子絵伝をはじめとした、大画面形式の掛幅絵伝について研究している。主要論文に「中世聖徳太子絵伝にみる三国伝来観-鶴林寺本聖徳太子絵伝をめぐって」(『美術史』169号、2010年)など。
丹村祥子/龍谷ミュージアムリサーチ・アシスタント
専攻は日本仏教彫刻史。奈良時代末から平安時代初期の菩薩像を中心に、髪型や頭飾の形式変遷をテーマにした調査・研究をおこなっている。論文「8~9世紀菩薩形像の髪型に関する考察―平安時代初期彫刻研究の一指標として―」(『フィロカリア』34号、2017年)。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。