四川地方の古代文化
龍谷大学龍谷エクステンションセンター
瀬田キャンパス
徐光輝
-教養その他, 講義詳細
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概要
周知の如く、アジア一大河である長江はチベット高原から起源し、四川盆地(成都平野)を流れる上流域、湖南・湖北二省(環洞庭湖)を中心とする中流域、南京・蘇州・上海などの大都市を流れる下流域に分けられます。近年の考古学発見によれば、長江流域では、今から約10,000年前より水田稲作が始まり、4,500年前から城郭都市の原型が出現し、やがて三星堆青銅器文化が登場するなど、中国文明の形成過程を考える上では、従来の黄河文明に劣らない高度に発達した地域文明として注目を浴びています。この講座では、長江上流域にある四川盆地の新石器時代、青銅器時代、鉄器時代の考古発見を中心に概観します。特に新石器時代後期の宝墩遺跡をはじめとする城郭遺跡、三星堆遺跡・金沙遺跡を中心とした青銅器文明と秦国に合併される前の蜀国の遺跡、漢代の画像石墓、三国時代の劉蜀王朝について概説します。
講座期間
2017/04/20~2017/07/06
講師概要
龍谷大学国際学部教授。中国考古学と東アジア古代文化交流史専攻。集落から城郭都市への変遷から初期国家の形成過程を探るほか、文化史の展開とその要因を考えています。「曹操墓の発見」、「華夏龍源考」、「北魏墓葬絵画與此岸彼岸観」、『東北アジア古代文化論叢』などの論文や編著があります。
アクセス
JR「京都」駅から米原方面へ「瀬田」駅下車、バス約8分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。