魅力的な文章の秘密はどこにあるのか
大東文化大学地域連携センター
大東文化会館
中村邦生
-講義詳細, 趣味・実用
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概要
〈読む〉 から 〈書く〉 へ
読む人の気持ちを動かす魅力的な文章の秘密はどこにあるのでしょうか?多くの実例をもとに、その要点を検討していきます。扱う文章は、いわゆる「名文」ばかりではありません。「悪文」にも驚くべき魅力を持つ例があるからです。凡庸と非凡の境目は微妙な問題がひそんでいます。川端康成の『伊豆の踊子』の名高い冒頭文は、あえて文法的規則を無視した魅力を放つものです。
書くこともまた魅力的な文を読むことが出発点となります。「なるほど」と思った文章に出会ったとき、情動にスイッチが入り、自らも書くことへと誘惑されます。本講座は小説とエッセイを中心に、その「さわり」の部分を鑑賞することから、さまざまなジャンルの文章に共通する書くための基本的な方法を学びます。鑑賞から創作へ、読むことから書くことに向かう入門と応用を兼ねた講座です。
【テキスト】
『書き出しは誘惑する』 中村邦生著 岩波書店 907円(税込)
講座の初回に事務局窓口で販売いたします。
講座期間
2017/05/12~2017/05/26
講師概要
大東文化大学元文学部教授。作家。立教大学大学院英米文学専攻博士課程単位取得退学文学修士。専門は比較文学・小説制作。著書に『転落譚』他。『文學界』(文芸春秋社)新人賞受賞。小島信夫作品集成(全24巻)編集委員等で活動中。
アクセス
東武東上線「東武練馬(大東文化大学前)」駅北口すぐ
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。