深読み『源氏物語』- 朝顔・少女巻を読む(1) -
龍谷大学エクステンションセンター
深草キャンパス
浅尾広良
-日本文化, 講義詳細
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講座名
深読み『源氏物語』- 朝顔・少女巻を読む(1) -
概要
『源氏物語』は、背景にある歴史や引用されている内容を確認しながら読み込むことで、より深く理解することができます。『源氏物語』の最初の読者は、紫式部が仕える藤原彰子であり、また一条天皇です。そうした知識人を相手に書かれたものであるため、『源氏物語』を読むためには、当時の常識も含めて、それなりに知識が必要となります。『源氏物語』がもっているさまざまな〈謎〉に挑んでみましょう。本文にあるちょっとした痕跡を手がかりとして、引用の仕組みや物語内容の相互関係を読み解いてみましょう。場合により多少専門的な内容が入りこみますが、なるべく分かりやすく解説するつもりです。今年は前期と後期とで合わせて、朝顔巻と少女巻を読みます。前期は朝顔巻と少女巻の冒頭です。斎院を退下した朝顔と久しぶりに再会する光源氏の心境、朝顔の内面、二人の仲を心配する紫上の心境などを“深読み”します。
講座期間
2017/04/20~2017/05/25
講師概要
大阪大谷大学教授。専門は、『源氏物語』を中心とした平安時代の物語文学。最近は、物語の理解を支える当時の歴史意識の究明を研究テーマに据えています。/主著『源氏物語の准拠と系譜』(翰林書房/2004)、『源氏物語の皇統と論理』(翰林書房/2016)。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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