アジアにおける女性のリーダーシップ―国際・社会組織の経験から
茗荷谷
広瀬晴子/アニス・ヒダヤ/馮媛(フウ・エン)/池田恵子/崔貞植(チェ・ジョンシク)/趙成南(チョ・ソンナム)/カレン・シャイア
講義詳細
1968年東京大学卒業後、人事院採用。1988年同給与局参事官。1978年スタンフォード大学大学院留学、1981年同工学学位号取得。1982年経済企画庁経済研究所副主任研究官、1984年同主任研究官。1992年より2002年まで国際連合教育科学文化機関(UNESCO)に公募で採用され、パリに勤務。2002年から2006年まで国際連合工業開発機関(UNIDO)事務局次長兼プログラム調整・地域事業局長を歴任。2006年から2010年まで外務省在モロッコ特命全権大使。2013年より東京工業大学大学院グローバルリーダー教育院特任教授、2014年より日本モロッコ協会会長、2016年よりエスビー食品株式会社社外取締役。2017年、お茶の水女子大学 理事に着任。
アニス・ヒダヤ…Migrant CARE事務局長、同移民研究センター長
2004年から2016年までインドネシア Migrant CARE(ジャカルタが拠点、移住労働者の権利保護を訴える国際NGO)の事務局長、現移民研究センター長。インドネシア ジョグジャカルタ ガジャ・マダ大学卒。1997年に移住労働者の権利保護のための活動を開始し、研究や執筆活動に従事し、移民政策に関する著書や、SDGs(持続可能な開発目標)や移住労働者のケアなどに関するガイドブックなどを執筆している。国連やILOなどの国際組織へのアドボカシーや国際会議にも積極的に参加しており、Human Right Watchなどで国際的な賞も多数受賞している。
馮媛(フウ・エン)…為平(EQUALITY)女性権益機関共同発起人
1980年代半ば以降、中国における女性の権利やジェンダー平等の活動支援者、研究者。専門は女性と暴力/性暴力、女性とメディア、女性の権利など。復旦大学(上海)、中国社会科学院研究生院(北京)を卒業・修了後、1986年から2006年まで「人民日報」、「中国婦女報」の記者を務める。中国ジェンダーと開発ネットワーク、中国 反エイズ女性ネットワーク、汕頭大学女性研究センター(広東省)などの組織で共同発起人、設立コーディネータ、顧問を歴任。スウェーデンルンド大学客員研究員(1998年)、米ハーバード大学客員研究員(2001-2002年)、英サセックス大学開発学研究機関(IDS) International Advisory Committeeメンバー。中国初の国連開発報告書(1997, 国連開発、北京事務所)を含め、多数の論文(単著、共著)やジェンダー・トレーニング・マニュアルを執筆。
池田 恵子…静岡大学教育学部 教授
バングラデシュやネパールで環境保全、防災事業に女性、貧困層、被差別カーストの参加を促す事業に従事したあと、2000年より静岡大学教育学部教員、静岡大学防災総合センター兼任教員。専門は社会地理学。ジェンダー・多様性の視点に基づく防災・減災、日本・南アジア諸国を対象とした地域防災体制における女性の参画とリーダーシップに関する研究を行っている。減災と男女共同参画研修推進センター共同代表。東日本大震災(2011年)以降、日本における災害支援や地域防災にジェンダー・多様性の視点を導入するための研修や防災体制づくりを地域住民や行政職員などと共に実施。教材作成やトレーナー養成研修にも積極的に取り組んでいる。
崔 貞植(チェ・ジョンシク)…UNIアジア太平洋地域韓国協議会事務総長
趙 成南(チョ・ソンナム)…韓国 梨花女子大学校社会学 教授、梨花リーダーシップ開発院所長
専門は、社会学。特に医療保健社会学や家族、高齢化に関する研究。米国ハワイ大学博士(社会学)。梨花リーダーシップ開発院所長、韓国社会科学協議会副会 長、平和医療財団総裁、韓国女性教授連合会会長、韓国社会学会会長など。主著はAge-Boom Generation: Preparing for the Ageing Society (2004年)、Koreans in the US、Abortions in Korea、Qualitative Methodologyなど。
カレン・シャイア…お茶の水女子大学グローバルリーダーシップ研究所 海外特別招聘教授、ドイツ デュースブルク・エッセン大学 教授
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