扇動政治としてのポピュリズム――その支持者と問題点

立命館大学
衣笠キャンパス
村上弘

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講義詳細

講義詳細
講座名
扇動政治としてのポピュリズム――その支持者と問題点
大学
立命館大学
キャンパス
衣笠キャンパス
概要
ポピュリズムの「本質」が論争されるが、とりあえず3つの側面からポピュリズムの定義を試みる。政治リーダーが人々に直結しようとする「構造」、 政治リーダーの強烈な宣伝や攻撃という「アピール手法」、そしてかなりの人々の「支持」だ。
第2のアピール手法は、まず、合理性を欠いた利益(行政サービス、大型公共事業、減税など)をばらまくことだが、批判されやすい。 しかし21世紀の欧・米・日での主流は、「普通の人々の敵」を見つけ出し、それを叩くヒーローを演じる。敵とされるのは、 既得権、既存政党、特定の制度・機関、公務員、あるいは外国人移民、特定の国や民族などであり、それさえ排除すれば問題は解決すると宣伝する。
こうした攻撃性と単純化に注目するなら、ポピュリズムの訳語は、「大衆迎合」政治ではなく、(大衆)「扇動」政治がふさわしい。
第3の支持層については、エリート政治から排除された人々という見方と、単純で攻撃的なアピールにだまされやすい人々(大衆)という見方とが分かれている。
上記の定義のもとで、政治家発言の「ファクト・チェック」や選挙の出口調査、世論調査を利用し、ポピュリズムの特徴、支持層、問題点を実証研究できる。
大阪市廃止とそのマイナスについて知らせない「大阪都」構想や、2016年アメリカ大統領選挙を例に、いくらか解説してみたい。
会員価格
無料
一般価格
講座期間
2017/11/11~2017/11/11
開講時間
14:00~16:00
曜日
講座回数
1回
定員
講師名
村上弘
講師概要
立命館大学法学部・教授
住所
京都府京都市北区等持院北町56-1
アクセス
JR・近鉄「京都」駅より市バス50/快速205にて(約35分) 「立命館大学前(終点)」下車。または市バス205にて約35分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。/JR「円町」駅より市バス快速202/快速205にて(約10分)「立命館大学前(終点)」下車。または市バス205にて約10分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。/阪急電車「西院」駅より市バス快速202/快速205にて(約20分)「立命館大学前(終点)」下車。または市バス205にて約20分、「衣笠校前」下車、徒歩10分。/阪急電車「河原町」駅(四条河原町)より市バス12/51にて(約40分)「立命館大学前(終点)」下車。/京阪電車「三条」駅より市バス15/59にて(約30分・市バス15は終点)「立命館大学前」下車。/京福電車「等持院」駅下車、徒歩10分。
申込
不要

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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