『太平記』関東編を読む
國學院大學オープンカレッジ
たまプラーザキャンパス
野中哲照
-日本文化, 講義詳細
-たまプラーザキャンパス, 國學院大學オープンカレッジ, 講義詳細, 野中哲照
概要
『太平記』は鎌倉幕府滅亡や南北朝動乱を描いた歴史叙述です。長大な物語ですので、その全部を読むことはできません。そこで、関東に住むわれわれに縁の深いところ(巻11)を中心に読みます。
足利尊氏(栃木県足利市)や新田義貞(群馬県太田市)は関東武士ですし、小手指ヶ原(西武新宿線)や分倍河原(JR南武線)は有名な古戦場です。新田義貞が稲村ヶ崎(鎌倉市)を経て鎌倉入りした話は、ご存じのかたも多いでしょう。また、鎌倉街道と言って、千葉県松戸市方面、東京都板橋区方面、埼玉県所沢市方面からそれぞれ鎌倉を目指す道が整備され、今なおあちこちにその痕跡を留めています。
わたくしたちは関東地方の土地勘があるだけに、鎌倉幕府滅亡の経緯を語るこのあたりの物語は身近に感じられることでしょう。『太平記』と地図を突き合わせながら、楽しみましょう。
講座期間
2017/04/21~2017/11/24
講師概要
國學院大學教授・博士(文学)。日本文学(軍記もの)
アクセス
東急田園都市線「たまプラーザ」駅南口から徒歩約5分/東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩約20分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。