松尾芭蕉の紀行文を読む -『野ざらし紀行』-
たまプラーザキャンパス
中村正明
講義詳細
芭蕉は、旅を重ね、多くの人々と出会い、俳諧に対する思索と研鑽を積むことによっ て、新しい俳諧<蕉風俳諧>を生み出すに至るのである。つまり彼の紀行文を読み進め ることは、芭蕉の俳諧の変化と深化の過程を追うことにも通じるわけである。
今期は、芭蕉の最初の紀行文である『野ざらし紀行』をじっくりと読み込んでいく。と同時に、江戸時代の俳諧の方法や状況に関しても触れていきたいと考えている。
第1回 松尾芭蕉について・『野ざらし紀行』解説 第2回 『野ざらし紀行』旅立ち・箱根
第3回 富士川・小夜中山・伊勢
第4回 伊賀上野・大和国・当麻寺
第5回 吉野
第6回 山中・不破・大垣・桑名・熱田
第7回 尾張・故郷越年・大和・京都
第8回 大津・出会い・離別・惜別・帰庵
第9回 素堂序(同時代評)
第10回 まとめ・旅のあと
専門分野:近世文学
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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