『論語』味読/日本人の教養、道徳、生き方の原点と向き合う
鶴見大学生涯学習センター
鶴見大学会館
水野実
-教養その他, 日本文化, 講義詳細
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講座名
『論語』味読/日本人の教養、道徳、生き方の原点と向き合う
概要
『論語』は、よく“東洋の聖書”と言われますが、特に東アジアの人々の倫理道徳の基本となった中国の古典です。成立は、二千年も以前のことですが、倫理道徳を話題にしながら、決して堅苦しくはなく、孔子と弟子の言動が生き生きと伝わってくる魅力に溢れています。
全二十篇、約千五百二十字。この編纂には格別の意図はないようで、体系的ではありません。しかし、このことが、どの篇から学び始めても、人類に普遍的な名言に出会える状況を作り出しました。どの篇、いな、どの章からも学べる実に便利な書物なのです。
内容は今日いまだ学者が手を焼くものもありますが、子供にも理解できるものが大半を占めています。しかし、その一見、明解なものも、その発言の意図や背景を考えると興味の尽きないものがあり、それに想像を回らしながら楽しんで読める書物でもあります。
この講座において、今一度、『論語』と真剣に向き合い、一章一章、丹念に味読しつつ、教養を深めるとともに自分の生き方、社会のありかたについて考えていきましょう。
講座期間
2018/04/20~2018/07/06
講師概要
早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位修得満期退学。博士(文学)。早稲田大学講師・鶴見大学講師・防衛大学校教授を経て、現在防衛大学校名誉教授。著書に『人生を変える「史記」の読み方』(中経出版)、『孫子の兵法』(ナツメ社)等がある。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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