松尾芭蕉の紀行文を読む -『嵯峨日記』その他-
國學院大學オープンカレッジ
たまプラーザキャンパス
中村正明
-日本文化, 講義詳細
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講座名
松尾芭蕉の紀行文を読む -『嵯峨日記』その他-
概要
本講座は、松尾芭蕉の遺した紀行文を丹念に読み解いていくものである。
松尾芭蕉は深川の庵に隠棲した後、自らの俳諧を模索し極めるために、和漢の古典文学を学び、参禅をし、そして俳諧修行の旅へと出かけていった。その旅の様子は、紀行文『野ざらし紀行』に始まり、『鹿島詣』、『笈の小文』、『更科紀行』『おくのほそ道』として書き継がれていった。
芭蕉は、旅を重ね、多くの人々と出会い、俳諧に対する思索と研鑽を積むことによって、新しい俳諧<蕉風俳諧>を生み出すに至るのである。つまり彼の紀行文を読み進めることは、芭蕉の俳諧の変化と深化の過程を追うことにも通じるわけである。
今期は、『おくのほそ道』の旅を終えて、しばらくの間上方に滞在していた芭蕉の様子を追います。特に、京の門人向井去来の嵯峨野の別宅落柿舎に滞在する様子を記した『嵯峨日記』をじっくりと読み解いていきます。いよいよ芭蕉の紀行文読解も終わりになります。
第1 回 芭蕉とその門人凡兆 第6 回 『嵯峨日記』卯月廿三日・廿五日①
第2 回 『嵯峨日記』解説・解題 第7 回 『嵯峨日記』卯月廿五日②~廿七日
第3 回 『嵯峨日記』卯月十八日・十九日 第8 回 『嵯峨日記』卯月廿八日~五月朔日
第4 回 『嵯峨日記』卯月廿日・廿一日 第9 回 『嵯峨日記』五月二日~四日・まとめ
第5 回 『嵯峨日記』卯月廿二日 第10回 芭蕉の俳諧 -『去来抄』を中心に
講座期間
2017/04/21~2017/12/01
アクセス
東急田園都市線「たまプラーザ」駅南口から徒歩約5分/東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩約20分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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