明治大学リバティアカデミー×小田急電鉄 提携記念講座 「小田急沿線の 明治大学文化を訪ね ぶらり旅」~利光鶴松(小田急電鉄創業者)― 阿久悠(新宿)― 岡本喜八(向ヶ丘遊園)― 子母澤寛(鵠沼海岸)~
駿河台キャンパス
吉田悦志
講義詳細
まず利光鶴松を取り上げます。利光鶴松は、明治大学の前身である「明治法律学校」に明治18年に入学し、代言人(弁護士)となり、その後東京市議会議員、衆院議員を経て、大正12年には創業した小田原急行鉄道の社長に就任します。
次に驚異の作詞家・阿久悠が好んだ場所があります。神田・御茶ノ水、浅草、銀座、新宿でした。モダン・ジャズを聞いたのが「新宿」でした。阿久悠の学生時代と作詞についてお話しします。阿久悠は明治大学文学部卒業です。
「新宿」駅から「向ヶ丘遊園」駅に向かいます。映画監督・岡本喜八が住み、喜八プロダクションが今もあります。喜八映画と、あの「シン・ゴジラ」を撮った庵野秀明監督の関係や、さらに監督・岡本喜八、脚本・倉本聰、主題歌作詞・阿久悠、歌・Charの映画「ブルークリスマス」にも触れます。岡本監督は明治大学商科専門部卒業です。
今回の小田急沿線のぶらり旅の終着駅は、「鵠沼海岸」駅です。ここに「座頭市物語」の原作者・作家の子母澤寛が住んでいました。岡本喜八が監督をした「座頭市と用心棒」があります。勝新太郎と三船敏郎主演です。子母澤寛は明治大学法科専門部卒業です。
阿久悠と岡本喜八と子母澤寛という明治大学の文化と歴史を担った3人を、利光鶴松が小田急という鉄路でつないだとも言えます。それは「大衆性」という鉄路です。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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