大名松浦静山の江戸暮らし
日本女子大学生涯学習センター
目白キャンパス
吉村雅美(日本女子大学文学部専任講師)
-日本文化, 講義詳細
-吉村雅美(日本女子大学文学部専任講師), 日本女子大学生涯学習センター, 目白キャンパス, 講義詳細
概要
肥前平戸藩の9代藩主松浦静山は、学問好きの大名であり、鼠小僧のエピソードも収録する随筆『甲子夜話』の著者として知られています。平戸藩の江戸屋敷は浅草・本所の2カ所にあり、静山は大学頭林述斎や北方探検家近藤重蔵らの学者を招いて、学問的な交流を深めていました。一方、江戸は大名妻子の生活の場でもあり、静山の側室や息子は蘭学者杉田玄白・桂川甫周の治療を受けていました。また、江戸屋敷では雛祭りや花火などの行事も開催されています。そこで、『甲子夜話』や静山の側室の日記を読み解きながら、近世後期の大名とその家族が江戸においてどのような暮らしを営んでいたのか考えます。
講座期間
2017/05/12~2017/05/12
講師概要
日本女子大学文学部史学科講師。筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程歴史・人類学専攻修了。博士(文学)。専門は日本近世史、対外関係史。著書に『近世日本の対外関係と地域意識』(清文堂出版)。
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