ロシア語講読-精読と翻訳を楽しむ
四谷キャンパス
城戸武墾
講義詳細
本講座では、小気味よくユーモラスな文体のドブラートフ、おかしみとかなしみが同居したチェーホフの作品に加え、日本では余り取り沙汰されることのない現代ロシアのエンターテイメント小説を扱います。 запятая(コンマ)の一つ一つにすら明確な役割があるロシア語の構造をじっくり分析し、その魅力を噛みしめつつ、いかに日本語訳へ反映させていくかということまで受講生の皆様と一緒に協議していきたいと思います。
【学習方法】
受講生の皆様にテキストを音読・訳出していただき、講師の解説を加えながら作品を読み進めていきます。
【学習形態】
各授業時に次回の訳出担当箇所を割り当てます。和訳以外にも、文法や作品の解釈の面で質問を設け、全受講生が毎回少しずつ発表できるような体制を考えています。
【受講者に期待する達成レベル】
精読に取り組むことは、実は読解の訓練のみならず、ロシア語作文力や会話力の向上にもつながっていきます。今回の講座を通して、受講生の皆様の中でロシア語を「読む」ことがひいてはアクセントの把握や音読の習慣、露作文への意欲とも結びつくようになり、ロシア語の尽きせぬ魅力をこれまで以上に満喫するようになっていただけたら、講師としてこれに勝る喜びはありません。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。