平安時代の仮名日記を読む
早稲田大学エクステンションセンター
早稲田校
福家俊幸(早稲田大学教授)
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概要
『讃岐典侍日記』は院政期に堀河天皇に仕えた女官の日記です。堀河天皇の死を看取った記述は読む物を圧倒する力があります。一方で幼帝鳥羽天皇をめぐる記述や堀河天皇を回想するくだりなど思わず共感したくなる記述にも事欠きません。しかし、作者藤原長子がなぜこのような作品を残したかについては、まだまだ議論があります。解釈に難渋する部分も存在します。堀河天皇との関係や、白河院や鳥羽天皇との関係、さらに作者の職掌など、わからないことはたくさんあります。そのような問題を考えながら、この日記文学の傑作を平易に丁寧に読み進めていきます。
講座期間
2017/04/12~2017/06/21
講師概要
早稲田大学大学院文学研究科修士課程・博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は平安時代日記文学、平安時代物語文学。主な著書に、『紫式部日記の表現世界と方法』(2006年・武蔵野書院)、『更級日記全注釈』(2015年・角川学芸出版)などがある。
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口より徒歩5分/都バス(高田馬場駅→早大正門行き)「早大正門」より徒歩1分/都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。