淫祠邪教の王朝時代

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
KUポートスクエア
繁田信一

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講義詳細

講義詳細
講座名
淫祠邪教の王朝時代
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
KUポートスクエア
概要
王朝時代の呪術者あるいは宗教者としては、験者(げんじゃ)(密教僧(みっきょうそう))や陰陽師(おんみょうじ)がよく知られています。藤原道長(みちなが)の『御堂関白記(みどうかんぱくき)』をはじめとする王朝貴族たちの日記からも、『今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)』のような説話集(せつわしゅう)からも、比叡山(ひえいざん)や東寺(とうじ)といった官寺の験者たちの活躍や安倍晴明のような朝廷の陰陽師たちの活躍を、数多く知ることができます。しかし、王朝時代には、もっと多様な呪術者たちや宗教者たちが活動していたのです。例えば、当時の貴族社会には、しばしば女性の巫(かんなぎ)である巫女(みこ)が出入りしていましたし、ときには、男性の巫である男巫(おとこみこ)も出入りしていました。また、同じく「陰陽師」と呼ばれてはいても、安倍晴明などとは別系統の、かなり胡散臭(うさんくさ)い陰陽師もいました。さらに、死霊を祀(まつ)る者・天狗(てんぐ)を祀る者・鬼と交信する者・狐(きつね)を祀る者・自在に空を飛ぶ仙人(せんにん)など、王朝時代には、まさに多種多様な呪術者たち・宗教者たちが活動していたのです。この講座では、そんな、怪(あや)しげで危(あや)うい呪術者たちや宗教者たちについて、彼らが王朝時代にどのような活動をしていたのかを、さまざまな史料を手がかりに明らかにしていきたいと思います。
会員価格
11,200円
一般価格
12,500円
講座期間
2018/2/1~2018/3/22
開講時間
15:00~16:30
曜日
講座回数
8回
定員
50人
講師名
繁田信一
講師概要
神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、神奈川大学外国語学部講師・1968 年東京都生まれ。1991 年東北大学卒業。1993 年東北大学大学院修了。修士(文学)。2003 年神奈川大学大学院修了。博士(歴史民俗資料学)。著書に『天皇たちの孤独』『殴り合う貴族たち』『御堂関白記藤原道長の日記』『御曹司たちの王朝時代』『庶民たちの平安京』(以上、角川学芸出版)、『王朝貴族の悪だくみ』(柏書房)、『かぐや姫の結婚』(PHP 研究所)、『紫式部の父親たち』(笠間書院)、『王朝貴族のおまじない』(ビイング・ネット・プレス)、『陰陽師』(中央公論新社)、『陰陽師と貴族社会』『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』『安倍晴明』(以上、吉川弘文館)など。
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA14階
アクセス
横浜高速鉄道みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅より徒歩2分/JR根岸線・市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩7分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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