かなの鑑賞と実作 -継色紙に学ぶ-
國學院大學オープンカレッジ
渋谷キャンパス
名児耶明
-日本文化, 講義詳細, 趣味・実用
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概要
仮名の美しさは、日本人の誰もが自然と身につけている共通の美意識が現れているもっとも象徴的なものであると思います。しかも仮名には、様々な美しさ、書風があり、時代によるそれらの変遷もあります。11世紀中頃には仮名文字としての美しさを示す典型が登場し、それらを基準として以後の仮名文字が発展したと考えられています。その典型作品が「高野切」と呼ばれる『古今和歌集』の写本です。
しかし、近年「高野切」より前にも美しい仮名が存在していたことが推測され、仮名文字が完成されたといわれる900年ころから1000年頃までの仮名を探る事が重要になっています。そうした900年代の仮名のひとつではないかと、以前から考えられているのが、「継色紙」という作品です。
今回は、この「継色紙」を取り上げて、その美の仕組みを学びたいと思います。それぞれの字形や散らし書きの妙、そして900年代の中頃の書写と思われる理由などについても解説したいと思います。
第一回は作品の概要を講義し、第二回以降は臨書をしながら「継色紙」の魅力に取り組んでいきます。書くことにより、より深く仮名の魅力が理解できることと思います。
講座期間
2017/04/10~2017/06/26
講師概要
財団法人五島美術館副館長 國學院大學兼任講師。日本書道史 博物館学(実習)
アクセス
JR山手線・地下鉄・京王井の頭線・東急各線「渋谷」駅から徒歩約13分/JR埼京線「渋谷」駅新南口から徒歩約10分/渋谷駅東口バスターミナル54番のりば都営バス学03日赤医療センター行「国学院大学前」下車/地下鉄半蔵門線・銀座線・千代田線「表参道」駅B1出口から徒歩約15分/JR山手線・地下鉄日比谷線「恵比寿」駅から徒歩約15分/恵比寿駅西口ロータリー1番のりば都営バス学06日赤医療センター行「東四丁目」下車
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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