OD51地球を構成している９０種類の元素は、一体どの様な現象で誕生したのか？

龍谷大学龍谷エクステンションセンター

大阪梅田キャンパス

私は大学で化学の教育と研究に従事致しました。そして、人類や自然界における一般の化学反応では、地球を構成している９０種類の元素を生み出すことが不可能であると気付きました。そこで宇宙に目を向けた結果、米国航空宇宙局NASAのハッブル宇宙望遠鏡に出会いました。そして、この望遠鏡が宇宙で超巨大な規模の化学反応が起こり、さまざまな元素を生み出しているという事実を教えてくれました。もし、これらの元素が生成されなかったならば、地球も、太陽系も、ひいては天の川銀河も、この宇宙で誕生することが出来なかったのではないでしょうか。更に、各種科学衛星などの観測結果からも、この宇宙の形態が「諸行無常（移り変わりの相）」と密接な関係を有していることもわかりました。本講座を通して地球上のすべての生命体にとって、この惑星が如何に素晴らしい宇宙環境下に置かれていたのかということをご理解いただければ幸いです。
講座日程
(1)9月19日（火）はじめに。太陽と地球。太陽系の他の惑星（その１）。
(2)10月3日（火）太陽系の他の惑星（その２）。系外の惑星。星雲。
(3)10月17日（火）超新星爆発。銀河（その１）。
(4)10月31日（火）銀河（その２）。ブラックホール。銀河の衝突。宇宙初期の巨大な天体（ヒミコ）。
(5)11月14日（火）銀河群と銀河団。宇宙の大規模構造。諸行無常と宇宙の物語。最後に。
持ち物 メモ用紙、筆記用具をご持参ください。
備考 本宇宙関係の画像には著作権があるため、画像等の資料配布は行いません。
受講対象者：特に制限はありません。
※2017年度前期京都開講講座と内容が重複します。
※滋賀開講講座と内容が重複します。

6,150円

9,250円

2017/09/19～2017/11/14

13:15～14:45

火

5回

50人

藤原秀樹

大阪工業大学名誉教授
専門分野：高分子化学で、メカノケミカル反応による高機能性の付与に関する研究。現在：（一社）近畿化学協会化学技術アドバイザー会副代表。最近の著書：技術者による実践的工学倫理（第３版）（２０１３年）共著。環境倫理入門（２０１２年）共著。共に化学同人刊。

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