日本ナショナリズムの解剖学 その2

神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
横浜キャンパス
橘川俊忠(神奈川大学名誉教授)

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講義詳細

講義詳細
講座名
日本ナショナリズムの解剖学 その2
大学
神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター
キャンパス
横浜キャンパス
概要
第二次世界大戦期に極点に達した日本ナショナリズムの思想と運動は、国家権力の強い主導性と思想的雑多性に大きな特色を持つ。もちろん雑多性といっても機軸となった思想はあった。その一つが国学思想であったことはまちがいない。天皇制あるいは天皇崇拝を柱としている以上、それは当然と言えば当然であろう。しかし、『国体の本義』など戦時下の宣伝文書で使われた国学思想は、近世の国学とは必ずしも同じではない。むしろ、その一部分が恣意的に切り取られてさえいる。思想としてのナショナリズムの問題は、その恣意性にあるといってもよい。本講座では、本居宣長・平田篤胤の思想を取り上げ、その国学思想が戦時下ナショナリズムにどのように接続され、また歪曲されたかについて検討したい。その検討を通じて、ナショナリズムの恣意性がより明確な形で明らかになるであろう。なお、主要なテキストとしては?本居宣長の『直毘霊』と?平田篤胤の『霊の真柱』を使用する。
会員価格
6,300円
一般価格
7,000円
講座期間
2017/05/27~2017/07/01
開講時間
14:40~16:10
曜日
講座回数
6回
定員
50人
講師名
橘川俊忠(神奈川大学名誉教授)
講師概要
1945 年生まれ。東京大学法学部卒業。専門は日本政治思想史。著書に『近代批判の思想』(論創社)、『歴史解読の視座』『日本の民俗学者――人と学問』(以上、共著、御茶の水書房)、『奥能登と時国家研究編2』(平凡社)、『終わりなき戦後を問う』(明石書店)、『丸山眞男「日本政治思想史研究」を読む』(日本評論社)などがある。
住所
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
アクセス
東急東横線「白楽」駅より徒歩13分/東急東横線「東白楽」駅より徒歩13分/JR東海道線「横浜」駅西口ターミナル横浜市営バス1番乗場より「神奈川大学入口」下車/横浜市営地下鉄「片倉町」駅前から横浜市営バス2番乗場より「神奈川大学入口」下車
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日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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