山室軍平の思想と生涯 ー新島襄の福祉思想と「良心」の系譜ー

同志社大学
東京サテライト・キャンパス
木原活信

-教育・子ども, 教養その他, 講義詳細
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講義詳細

講義詳細
講座名
山室軍平の思想と生涯 ー新島襄の福祉思想と「良心」の系譜ー
大学
同志社大学
キャンパス
東京サテライト・キャンパス
概要
社会福祉問題の背後には社会構造的課題がその根底にあるが、一方でその解決には一人の福祉事業家の「良心」が起爆剤となって大きな変革を生み出してきたことは歴史が示している。良心からはじまった行動が、社会的共感を生み、その時代の社会で共鳴し、市民的合意を得て、制度化されていくなどの例である。
ところで、「政治の早稲田、経済の慶應、福祉(精神)の同志社」と言われるほど同志社には「一国の良心」を訴えた新島襄に連なる福祉の伝統があり、それは、「同志社派」「良心派」と言われ、近代福祉を確立させる大きな影響を及ぼした。なかでも「同志社の良心」と言われ、廃娼運動等を通して社会的に排除され差別された人々の問題に正面から立ち向かった山室軍平などはその典型的な例である。ほかにも「日本の福祉の父」と言われ、児童の非行問題の解決の先駆者となった留岡幸助(北海道家庭学校)などもいる。本講義では、主に山室軍平の生涯とその思想をとりあげつつ、その源流にある新島襄の福祉思想と「良心」の関係を議論していく。
会員価格
一般価格
3,000円
講座期間
2018/8/2~2018/8/2
開講時間
18:30~20:00
曜日
講座回数
1回
定員
100人
講師名
木原活信
講師概要
同志社大学 社会学部社会福祉学科 教授
博士(社会福祉学)。1965年福岡出身。東京都立大学助教授、トロント大学客員研究員を経て現職。専門は福祉思想・哲学。ソーシャルワーク論。日本キリスト教社会福祉学会会長。主著『J.アダムズの社会福祉実践思想の研究』(1998)(福武直賞受賞)、『対人援助の福祉エートス』(2003)『社会福祉と人権』(2014)、『弱さの向うにあるもの』(2015)
住所
東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階
アクセス
「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 、地下鉄 東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分。みずほ銀行脇の入口からお入りください。
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

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