何故、仏は表わされるのか?ー仏の“力”はどのように視覚化されてきたのか?ー不可視のエネルギー
佛教大学四条センター
四条センター
川野憲一
-日本文化, 講義詳細
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講座名
何故、仏は表わされるのか?ー仏の“力”はどのように視覚化されてきたのか?ー不可視のエネルギー
概要
私たちのまわりには、寺院建築、仏画、仏像、経典、法具など仏教美術と総称される視覚表象が多数存在しています。仏教が広く、深く根付いた日本において、これらの仏教をとりまくイメージは、ア・プリオリ(apriori)、自明なものとして受け入れられています。しかし、そもそも何故、このように多様なイメージでもって“仏”は表わされる必要があったのでしょうか?宗祖・ゴータマ・シッダールタのイメージから始まるとされる仏と、それをとりまく無限とも思えるヴィジョン。インド、中央アジア、東南アジア、中国、朝鮮半島、日本と、仏教が根付いた地域と時代によって、問いに対する答えは異なるのでしょうか?今年度の仏教絵画の講座は、仏教美術に関わる、この根本的で、胸躍る蠱惑的な問いを受講生の皆さんと一緒に探求していきたいと思っています。
仏とは、古代インドのサンスクリット語・Buddhaの音を漢字で写し取ったもの。「目覚めたもの」という意味で、もともとは特に優れた修行者を指す言葉でした。もちろん、仏教においては、宗祖・ゴータマ・シッダールタ、そして、後の仏教の展開の中で位置づけられてきた様々な聖なる存在を指し示します。これら聖なる存在である“仏”は、しばしば聖なる“力”を発動し、それは様々な“かたち”で表されます。第2回目の講座は、聖なる“力”をめぐる不思議な表象世界にご案内します。
講座期間
2017/05/08~2017/05/08
住所
京都市下京区四条烏丸北東角 京都三井ビルディング4階
アクセス
市営地下鉄「四条」駅または阪急「烏丸」駅下車、地下鉄連絡通路21番出口
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。