[冬]こころ躍る文学の世界 ―文学の旅、心の旅―

中央大学クレセントアカデミー
多摩キャンパス
天沼春樹

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講義詳細

講義詳細
講座名
[冬]こころ躍る文学の世界 ―文学の旅、心の旅―
大学
中央大学クレセントアカデミー
キャンパス
多摩キャンパス
概要
人は旅する。世界の名作文学のなかで旅をテーマにした作品をとりあげ、さまざまな旅のすがたや、旅する国々や風土までさまざまな視点で解説します。思いがけない視点から作品世界を味わい、広げていきます。本年は、中南米不法移民の旅を描くドイツの小説『列車はこの闇をぬけて』(ディルク・ラインハルト作/天沼春樹訳,徳間書店刊)に描かれた現代の難民の旅についても話したいと思います。
1. 旅行文学をたのしむ。マルコポーロから天沼春樹作「郵便配達マルコのながい旅」まで
2. 漂流物語。ロビンソン・クルーソーからはじまる漂流物語の系譜。『十五少年漂流記』『蠅の王』楳図かずお『漂流教室』、そして現代。
3. 異世界への旅。不思議な異世界への扉がひらく。魔法・ファンタジー案内人。『ナルニア国物語』から私自身が翻訳した『ドラゴン・ゲート』のファンタジーをひもとく。
4. 母をたずねる旅物語『母をたずねて三千里』から。人間のきずな、心のきずなを考える。
5. 『2001年宇宙の旅』。SF翻訳者としてであった宇宙のすがた。SFといっても、こんな楽しみかたがある。映画『月世界旅行』など映像も楽しむ。宇宙の旅もおたのしみあれ!
6. 『奥の細道』芭蕉の旅と現在。日本人の旅の心をみつめる。
7. 文学のなかの風変わりな旅。澁澤龍彦『高丘親王航海記』をはじめ、歴史上にあった鄭和の大航海などスケールの大きな海の旅を紹介する。
会員価格
6,600円
一般価格
講座期間
2018/12/13~2019/01/17
開講時間
13:00~14:30
曜日
講座回数
2回
定員
講師名
天沼春樹
講師概要
中央大学文学部兼任講師、日本グリム協会副会長
中央大学大学院博士課程修了。作家・ドイツ文学者。日本グリム協会副会長。幻想文学から飛行船の文化史、グリム童話研究など幅広い著作をもつ。『水に棲む猫』(パロル舎)で日本児童文芸家協会賞受賞。グリム兄弟の業績の紹介とドイツ飛行船ツェッペリン日本就航事業への功績により2011 年日独友好功労賞を受賞。現在、中央大学、一橋大学、成蹊大学等でドイツ文化論、ヨーロッパ文学などの講義を行っている。著書に『飛行船ものがたり』(NTT 出版)『ヒンデンブルク炎上』(翻訳、新潮文庫)、アンデルセン童話全集全3巻およびグリム童話(共訳)。近著に幻想小説『くらやみざか』(西村書店)がある。
住所
東京都八王子市東中野742-1
アクセス
多摩モノレール「中央大学・明星大学駅」直結、徒歩0分/京王動物園線「多摩動物公園駅」から徒歩約10分/京王相模原線「京王多摩センター駅」下車、バス(13番バス停)で約12分/小田急多摩線「小田急多摩センター駅」下車、バ/ス(13番バス停)で約12分/JR中央線「豊田駅」下車、バス(4番バス停)で約15分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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