論語が語る孔子スクールの人々(知りたい世界史)/中国古代の人間像を探る

清泉女子大学 清泉ラファエラ・アカデミア

五反田キャンパス

論語は弟子達に向かって一歩的に徳目を並べ、それを説教しているのではない。裏側には先生と子弟の人間的交流が豊かに潜んでいる。 論語の文章をいくつか紹介しながら、さらに同時代の他の文献にも触れながら、孔子先生とその弟子達の人間像を描いてみたい。
古典というものは勿論永く読み継がれて来たものである。ということは様々な時代の様々な価値観の厳しい審査に見事に耐えて来たものである。論語が古典中の古典として現代でも私達の眼前に生きている。とするなら、現代の私達から論語に語りかける時、論語から返ってくるものの何に、何処に、私達は魅力を覚えるのであろうか。果たして現代の私達に語りかけるものが論語にあるのだろうか。そのようなことを、孔子先生とその学生たちの応酬の中に見つけて行きたい、と考えている。テキスト：必要に応じてプリントを配布。

11,500円

2017/09/30～2017/12/09

10:40～12:10

土

5回

60人

春日井明

清泉女子大学名誉教授/東京大学大学院博士課程満期退学/専門分野：東洋史、中国文化／翻訳・監修『中国甲冑図鑑』（アスペクト） 監修『漫画中国史』全十巻（集英社） ｢西嶋論文『解題』｣『西嶋定生 東アジア史論文集』第5巻（岩波書店） 「漢字の話―漢字伝播の真相｣『清泉文苑』第22号

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