近江の歴史散策㊴《第2回》- 志那・大萱(草津市)を歩く -
龍谷大学龍谷エクステンションセンター
学外・滋賀県草津市
松波宏隆
-日本文化, 講義詳細, 趣味・実用
-学外・滋賀県草津市, 松波宏隆, 講義詳細, 龍谷大学龍谷エクステンションセンター
講座名
近江の歴史散策㊴《第2回》- 志那・大萱(草津市)を歩く -
概要
草津市の北部、志那・大萱の地域を歩き、寺社や遺跡の見学を通して、地域の歴史を考えます。志那は中世までは琵琶湖水運の主要港の一つで、比叡山の坂本港へ東国の物資を送り出す地でした。この志那へ東山道、東海道から至る道が志那街道で、これと浜街道(脇街道)が交差する地が大萱です。大萱は白鳳瓦の出土する寺跡や「九ノ坪」「十ノ坪」などいわゆる条理遺称がある地域でもあります。
【見学予定地】■蓮海寺/伝教大師建立と伝わる、湖岸に面した寺院。本尊地蔵菩薩立像<重文>は水難除けとして信仰を集める。彩色がのこり、鎌倉時代造立と推定される。■志那神社/本殿<重文>は永仁六年(1298)の棟木銘がのこる。一間社流造で、柱の木割りの細かさや軒反りなど軽快な鎌倉建築の特徴をよくみせる。■橘堂/本尊観音菩薩立像は三面六臂の姿をとる、平安後期造立と推定されるが、それより古い様相もあわせもつ。■老杉神社/本殿<重文>は宝徳四年(1452)の棟木銘がのこる。三間社流造、母屋側面は二間だが前間は庇となり、前流れが大きいのが特徴と言える。蟇股や欄間彫刻が華麗である。/など(拝観料を含む)
講座期間
2017/05/13~2017/05/13
講師概要
龍谷大学非常勤講師。龍谷大学文学研究科修了。主要論著に、「高句麗山城城壁の女墻後接方孔(柱洞)の構造と機能」(徐光輝編『東北アジア古代文化論叢』)、「『日本書紀』に登場しない百済二王―毘有王・武王をめぐって―」(松倉文比古編『続日本古代の社会と宗教』)など。
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