日記で読む中世の歴史と文化
早稲田大学エクステンションセンター
八丁堀校
小出麻友美(エクステンションセンター講師)
-日本文化, 講義詳細
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概要
日本人が日記好きであるということは、これまでも度々指摘されています。中世の日本人も、我々と同じく日記をつける習慣を持っていました。それは単なる備忘録としてではなく、家の存続や立身出世に関わる大切なものでもありました。その一方で、日記には記述者(記主)が直接体験したり、見聞きしたりした事柄が詳細に記録されており、文章に記述者本人の価値観が色濃く表れるという点で、古文書や編纂物とは異なった魅力を持つ第一級の歴史史料でもあるのです。本講座ではバリエーション豊かな中世の日記から記事を具体的に取り上げ、平安時代末期から戦国時代に至る歴史について考えていきたいと思います。
講座期間
2017/04/13~2017/06/22
講師名
小出麻友美(エクステンションセンター講師)
講師概要
慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。専門は日本中世史。主な業績として「慶應義塾大学文学部古文書室所蔵「中原章房関係文書」」(『史学』85巻1-3号)、「鎌倉期の公家法に見る雑訴興行とその背景」(『年報三田中世史研究』15号)、国立歴史民俗博物館企画展示「時代を作った技—中世の生産革命—」などがある。
住所
東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア3F
アクセス
JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」A3出口徒歩1分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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