[春]『百人一首』を味読する
駿河台記念館
吉野朋美
講義詳細
この講座では、『百人一首』を一首ずつ味読します。現代の解釈・鑑賞だけでなく、室町時代初期から江戸時代にかけて付されたさまざまな注釈(古注)を手がかりに、一首の解釈がどのようにされてきたのかについても見ていきます。また、歌や作者にまつわるエピソードなどにもふれます。今までに、50首以上の歌について、ご一緒に深く読んできました。
毛筆のくずし字にも親しめるように、講座では扱う歌のくずし字もご一緒に読みます。さらに毛筆のペンを用いてのくずし字の透写(室町期の写本の文字をなぞります)もおこないますので、筆ペンをお持ちください。テキストは適宜プリントを配布します。最終回には『百人一首』のかるた取りを催します。
東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻修了。同博士(文学)。東京大学国文学研究室助手、中央大学文学部専任講師、准教授を経て現職。第31 回財団法人日本古典文学会賞受賞。主な論著『後鳥羽院』(コレクション日本歌人選、笠間書院)、『後鳥羽院とその時代』(笠間書院)、『西行全歌集』(共著、岩波文庫)など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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