唱歌・童謡を取り巻く「にんげん史」
明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
海沼実/伊藤真弓
-教養その他, 講義詳細, 趣味・実用
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概要
明治時代に創作され始めた「唱歌」と、大正時代の文学運動から誕生した「童謡」。異なるルーツから生まれた二種類の子どもの歌は、時代を超えて今なお多くの人々に愛唱されています。誰もが知っている唱歌や童謡が持つ真の魅力の裏側には、情操教育に燃えた創作者たちの人間模様が垣間見られます。今回は、唱歌の成立から戦後の童謡ブームまで、著名な作品の誕生逸話やその時代背景を追いながら、それらを取り巻く人間模様を掘り下げていきます。今も親しく口ずさまれる唱歌や童謡をめぐる背景を辿りながら、創作者たちの師弟関係や友情などさまざまな人間模様を再発見していただければ幸いです。最終回には日本で唯一、戦前から活動を続ける「音羽ゆりかご会」の実演を通して、実際の作品にも触れてみたいと考えています。(音羽ゆりかご会)
開講時間
13:00~14:30(7月29日のみ14:00
講師概要
海沼実(カイヌマミノル)音羽ゆりかご会会長、全日本音楽教室指導者連合会会長、日本歌手協会理事明治大学文学部卒。元学長木村礎先生に師事し、近世音楽史を研究。さらに桐朋学園大学音楽学部では声楽を専攻する。童謡歌手川田正子・孝子姉妹を伯母に持ち、「みかんの花咲く丘」「里の秋」の作曲者としても知られる祖父・海沼實が昭和8年に創設した「音羽ゆりかご会」を受け継いで演奏活動を行う。またイタリアなど欧州の音楽祭では作曲家としての入賞経験も多い。幼少期には「音羽ゆりかご会」に所属し、「ヤン坊マー坊天気予報」等のCM曲を数多く歌った。現在は日本音楽文化の普及活動、音楽教育指導者の育成をはじめ、執筆、講演活動や子育て支援など幅広く活躍している。5児の父。
伊藤真弓(イトウマユミ)コーディネータ・明治大学法学部准教授明治大学ルーマニア文化研究所代表。19世紀末におけるドイツ語圏の文化と社会、ルーマニア文化を研究対象とし、同時に広く文化と社会の関係に関心を持つ。リバティアカデミー講座では、「駐日ルーマニア大使館共催・ルーマニアの文化に親しむ」(2009-2010)、「オープン講座・バグパイプの魅力」(2013年度後期)、「テレビCMとその時代Ⅰ・Ⅱ」(2013/2014年度前期・中野キャンパス)、「日本のフォークソングとその時代Ⅰ・Ⅱ」(2013/2014年度後期・中野キャンパス)等のコーディネータを担当。
アクセス
JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅御茶ノ水橋口より徒歩3分/東京メトロ丸の内線「御茶ノ水」駅2番出口より徒歩3分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅B1出口より徒歩5分/都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅A5出口より徒歩5分/都営地下鉄新宿線「小川町」駅B3出口より徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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