ログウッド染めと絣技法でつくる腰機の織物
東京外苑キャンパス
乾育子/高橋淑恵
講義詳細
織物は経糸と緯糸のみで柄を織り出してゆくので、昔から様々な工夫がされてきました。絣もその一つ。絣は糸染めの段階で糸の一部を防染(染まらないようにする)し、染め分けた糸で柄を織り出します。描くのとは違い、多少生じる線のズレには筆でかすったような味わいがあります。今回は紫系統の色が染まるログウッドを用い、織りの表現を広げていただくことをめざします。
高橋淑恵/戸板女子短期大学専任講師を経て現職。大学、専門学校等で染織文化論、染色、織物、色彩学、色彩検定対策講座等の講義を行うかたわら、1985年よりグループ展や公募展に織物、手描き友禅、紅型等の多様な技法を取り入れた独自の表現を追究し作品を発表している。2001年、京都親彩染色研究展にて京都市長賞、2006年、日本手工芸美術展にて日本手工芸文化協会委員長賞、2007年、ネオ・ジャポニズム特別展(オーストリア/ウィーン)にてパレパルフィー賞等受賞。共著に『色彩用語辞典』(東京大学出版会/2003年)、『徹底図解 色のしくみ』(新星出版社/2009年)等。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。