[春]女性文学の愉しみ -近代女性作家の短編小説を読む-
中央大学クレセントアカデミー
駿河台記念館
山下真史(中央大学文学部教授)
-日本文化, 講義詳細
-中央大学クレセントアカデミー, 山下真史(中央大学文学部教授), 講義詳細, 駿河台記念館
講座名
[春]女性文学の愉しみ -近代女性作家の短編小説を読む-
概要
日本の近代文学には、多くの味わい深い短編小説があります。この講義では、今年度は、女性作家の短編小説を特集します。近代文学研究では女性文学はフェミニズム的な観点から読まれることが多いですが、この講義では、表現に即して、作品を丁寧に読んでいきたいと思います。小説を読んで、社会の問題、人生の問題を考えることもできますが、あまり道徳的にならないように愉しんで読むつもりです。
基本的に『短編女性文学 近代』(おうふう)をテキストとして、1回に1作品ずつ取り上げて、その作家のことも勉強しつつ、読んでいきます。
春期は、第1回清水紫琴「こわれ指環」、第2回樋口一葉「裏紫」、第3回田村俊子「生血」、第4回野上彌生子「七夕さま」、第5回岡本かの子「老妓抄」、第6回尾崎翠「こほろぎ嬢」を取り上げます。秋期は、第1回宇野千代「幸福」、第2回宮本百合子「日々の映り」、第3回平林たい子「施療室にて」、第4回林芙美子「晩菊」、第5回佐多稲子「哀れ」、第6回円地文子「二世の縁 拾遺」を取り上げます。冬期は、文学者ではありませんが、中島みゆきと松任谷由実の歌詞を取り上げます。
【テキスト】
『 短編 女性文学 近代』(おうふう 2,592円)を使用します。各自ご用意ください。
講座期間
2017/05/10~2017/07/19
講師概要
日本近代文学専攻。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程中途退学。東京大学文学部助手、白百合女子大学専任講師・助教授を経て、2003 年より現職。
主な著書に『中島敦とその時代』(双文社出版)、『日本文学史』(共著、おうふう)、『詩う作家たち』(共著、至文堂)がある。
アクセス
JR中央・総武線「御茶ノ水」駅下車、徒歩約3分/東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水」駅下車、徒歩約6分/東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅下車(B1出口)、徒歩約3分/都営地下鉄新宿線 「小川町」駅下車(B5出口)、徒歩約5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。