『万葉集』の恋歌を楽しむ -大伴家持の青春時代-
たまプラーザキャンパス
鈴木道代
講義詳細
家持の越中赴任時代とそれ以降の時代は、女性との恋歌が激減しますが、青春時代には、さまざまな女性たちと交わされた恋の歌で溢れています。恋歌のやりとりでは、反発や切り返し、挑発や同調などを繰り返しながら、いかに相手の歌を引き出すかという、機知と技巧に富んだ歌の世界が展開しています。全10回の講座を通じて、紀女郎、笠女郎、大伴大嬢、名もない娘子など、さまざまな女性との贈答歌を取り上げて、貴族サロンに華開いた恋歌の面白さに迫っていきたいと思います。
家持の青春時代の歌を辿りながら、『万葉集』の豊かな恋歌の世界をご一緒に楽しみましょう。
専門分野:上代文学
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。