感覚系と神経系の構成・発生・進化/人体の成り立ちと生い立ちを求めて
鶴見大学生涯学習センター
鶴見大学会館
後藤仁敏
-IT・科学, 教養その他, 講義詳細
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講座名
感覚系と神経系の構成・発生・進化/人体の成り立ちと生い立ちを求めて
概要
私たちのからだの内外で起こった変化は、目・耳・鼻・舌・皮膚などの感覚系で受け取られ、神経系によって伝えられ、最終的には筋肉や腺という実施系に運ばれ、さまざまな動きを引き起こします。感覚系は身近な変化を感じる触覚(皮膚)や味覚(舌)から始まり、次第に遠くの変化を感じる嗅覚(鼻)、聴覚(耳)、視覚(目)、さらには自分自身の変化を感じる平衡覚(内耳)や筋肉感覚器・内臓感覚が発達してきました。また、感覚系からの変化を筋肉や腺に伝える神経細胞の鎖では、感覚神経と運動神経の間に介在する中枢神経系が進化し、ヒトなど哺乳類では巨大な脳が全身を統合するようになっています。このような歴史をもつ、感覚系と神経系の成り立ち(構成)、生い立ち(発生と進化)について解説し、人類の特徴と病気や老化の生じる原因について考えます。
講座期間
2018/04/12~2018/06/28
講師概要
化石少年から、東京教育大学理学部地質学鉱物学専攻に入学、サメの歯の研究を始める。同学大学院理学研究科修士課程で「サメの歯の古生物学的研究」で理学修士を取得。恩師・井尻正二氏の勧めで、東京医科歯科大学歯学部解剖学教室に入局、歯と人体の解剖学・組織学・発生学を学ぶ。「サメの歯の組織発生学的研究」で歯学博士を取得。東京医科歯科大学歯学部助手、鶴見大学歯学部助教授、鶴見大学短期大学部歯科衛生科教授を歴任。人体と歯の解剖・組織・発生・進化についての多数の著書、論文を執筆。著書に恩師・三木成夫氏の思想を普及した『唯臓論』(中公文庫)、『歯の比較解剖学』(医歯薬出版)、『新ヒトの解剖』(築地書館)などがある。
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