明恵の遍歴と修行
明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
金任仲牧野淳司
-教養その他, 日本文化, 講義詳細
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概要
明恵上人(1173 ~ 1232)は、華厳宗復興の勝地として後鳥羽院より栂尾の地を下賜されて高山寺を開山し、華厳宗中興の祖として鎌倉旧仏教を代表する名僧の一人であります。明恵の仏教思想は、実践的な面が強く、信仰本来の生々しい訴求力を備え、在家信者を含めて積極的な教化活動を行ないました。それは、明恵が仏教者としての深い悟達とともに、俗なるものの力に眼を向けるだけでなく、衆生済度のための実践的な宗教活動に起因すると思います。本講座では、明恵の出家後の修学時代における遍歴と修行の軌跡を考えてみたいです。
講座期間
2018/05/01~2018/07/17
講師概要
金任仲(キムイムチュン)明治大学文学部兼任講師明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。主な著書・論文に『西行和歌と仏教思想』(笠間書院)、『放浪、遍歴、乞食行脚』(創元社、共著)、『日本文芸思潮史論叢』(ぺりかん社、共著)、「古代日本と朝鮮渡来文化―高麗神社と聖天院をめぐって」(『文芸研究』109号、2009)、「西行における華厳思想と和歌」(『文芸研究』115号、2011)、「新羅僧義湘と善妙の説話」(『文芸研究』118号、2012)、「『唐法蔵致新羅義湘書』の書簡をめぐって」(『淵民学志』19輯、2013)など。
牧野淳司(マキノアツシ)コーディネータ、明治大学文学部教授名古屋大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は日本中世文学、平家物語と寺院資料の研究。業績として、『延慶本平家物語全注釈(巻一~巻六)』(共著汲古書院)、『真福寺善本叢刊東大寺本末相論史料』(共著臨川書店)などがある。
アクセス
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