歴史の捉え方 -人間こそが主人公-
渋谷キャンパス
松平定知
講義詳細
歴史の主人公は数字でもモノでも場所でもなく、まさしく「人間そのもの」です。その時その時のそれぞれの時代状況の中で、人と人とが織りなす人間模様の積み重なりが、歴史上の諸相を引き起こさせるのです。そういう考え方で歴史を見ていくと、「結果としてそういう流れになったのは、そういった人たちとのああいう人間模様の結果だったのか」と、今まで考えてもみなかった「新しい歴史」を発見することが出来るかもしれません。大雑把な「時の流れ」を理解している方なら「その時歴史が動く」わくわく感を共有することが出来ます。そのお手伝いをしたいと思います。「1授業1人物」。その人物が織りなす他の人物との出会い、別れ、争闘、理解などなど、話したいことは山ほどあります。この授業は今回で4期目。1期10回ですから40回。これまで、1回に少なくとも5人以上の人とのかかわりを説明してきていますから、些かの重複はあっても、今季終了時には、第1期からの生徒さんはざっと200人以上もの歴史上の人物と知己になった勘定になります。それでもたった200人です。まだまだ・・・。
第1回 聖徳太子 「宗教と日本」推古15≪607≫➡蘇我氏一族、物部氏一族
第2回 源義経 「世界観」文治元≪1185≫➡源頼朝、藤原秀衡、泰衡、静、政子
第3回 日野富子 「金と平和」文明9≪1477≫➡足利義政、義視、義尚、細川、山名
第4回 斉藤道三 「非情と天下」永禄10≪1567≫➡道三、義龍、竜興、半兵衛、信長
第5回 山内千代 「内助の功」天正9≪1581≫➡信長、一豊、おね、秀吉、田中孫作
第6回 明智光秀 「謀叛」天正10≪1582≫➡秀吉、家康、黒田官兵衛、恵瓊、小早川
第7回 淀殿 「戦国女模様」慶長20≪1615≫➡お市、お初、お江、おね、まつ
第8回 宮本武蔵 「五輪書」正保2≪1645≫➡小次郎、如水、吉岡、細川一門、おつう
第9回 上杉鷹山 「伝国の辞」宝暦10≪1760≫➡平洲、当綱、義政、佐藤、上野介
第10回 白虎隊 「会津魂」明治元≪1868≫➡容保、隆盛、山本覚、捨松、山川健次郎
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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