「戦後日本史」(初期)を考える
早稲田大学エクステンションセンター
八丁堀校
成田龍一(日本女子大学教授)
-教養その他, 日本文化, 講義詳細
-八丁堀校, 成田龍一(日本女子大学教授), 早稲田大学エクステンションセンター, 講義詳細
概要
「戦後日本史」は、私たちが、何らかのかたちで関わってきた同時代史です。その「戦後日本史」を考えることは、同時代史ならではの面白さと怖さとが同居しています。たとえば、知っているはずの「戦後日本史」ですが、世代によって見え方が異なります。また、ある人にとって「戦後」はすでに終わっていましょうが、別の人にとっては、いまだ「戦後」ということもあるでしょう。経験してきたことによって、そしてをどのように考えるか、ということによって戦後史像が異なるのです。これは、別の言い方をすれば、「経験」と「記憶」を手掛かりに「戦後日本史」を探るという試みによって、複数の「戦後日本史」像を知るということになります。けっしてひとつではない「戦後日本史」―このこともまた、「戦後日本史」の面白さと怖さにつながっていくことになるでしょう。「戦後日本史」を考えることの醍醐味が、ここにあります。本講座では、こうした観点から「戦後日本史」をあらためて考えてみましょう。「占領期」「高度経済成長期」そして「「戦後」後」と区分をしますが、今期は、「占領期」を扱い、「戦後日本史」の流れと歴史像を探ることにします。
講座期間
2018/01/10~2018/02/21
講師概要
成田龍一
日本女子大学教授
1951年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、ひきつづき、大学院文学研究科で近現代日本史を学ぶ。博士(文学・早稲田大学)。著作に、『戦後史入門』(河出文庫)、『「戦後」はいかに語られるか』(河出書房新社)など。共著に、『岩波新書で「戦後」をよむ』(岩波新書)などがある。
住所
東京都中央区八丁堀3-17-9 京華スクエア3F
アクセス
JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀駅」A3出口徒歩1分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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