シューマンの「ファンタジー」
文京キャンパス
中島裕紀
講義詳細
これまで3回にわたり、R. シューマンに関する講座をしてまいりました。(2010 年には、「若きシューマンの肖像」と題して、シューマンピアノ作品について、2014 年には、「シューマンの情景」と題して、タイトルに「情景」のつく3曲について、昨年2016 年には、「ピアノ協奏曲の楽しみ」と題して、シューマンのピアノ協奏曲について。)今年度は、シューマンシリーズ第4弾「シューマンのファンタジー」と題して、シューマンの音楽を理解する上で最も重要な要素の一つである「ファンタジー」について紐解き、作品の面白さを発見して行きたいと思います。また、講座後半では、関連して同タイトル「ファンタジー」Op.17 の作品について解説をして行きます。
目的:シューマンの音楽の面白さに触れていただき、彼の作品の鑑賞に発展させていかれたらと思います。
持参物:筆記用具、ご興味のある方は、シューマンのファンタジーOp.17 の楽譜をお持ちください。 ※資料は当日配布します。
東京学芸大学D 類ピアノ選修卒業、同大学院修士課程修了、ドイツ国立ブレーメン芸術大学専攻課程(大学院)ピアノ科を満場一致の最優秀の成績で卒業。大学在学中1986 年の銀座ヤマハホールにおけるジョイント・リサイタルを皮切りに演奏活動を開始。在欧中もソロリサイタルや音楽祭における演奏をはじめ、多くの公のコンサートに出演し、紙上等で好評を得る。帰国後は1993年の帰国リサイタル以来、リサイタルを中核として、日本及びドイツでソロ、デュオ、アンサンブル等さまざまな形で演奏活動を展開しており、音楽誌等において、色彩豊かな音色としなやかな表現力を高く評価されている。また、トークを交えて子供たちにピアノ音楽に親しんでもらう目的のコンサートや他分野とのコラボを各地で手がける他、ピアノ指導講座、公開レッスン、演奏アドバイス、審査等など、ピアノの教育的活動にも積極的に取り組んでいる。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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