ネオ民藝の旅:安来・石見
松井利夫/中村裕太
講義詳細
ネオ民藝の旅では、「民藝」という言葉が生まれる以前の古来の生活技術や道具に着目します。出雲地方では古来から継承されてきた技術を多くみることができます。一日目は、河井寛次郎の生まれ育った安来を中心に『出雲風土記』以前から始るたたら製鉄の歴史や技法を和鋼博物館で学びます。また借景という手法による庭園美術館、足立美術館を訪ね河井寛次郎コレクションを中心に観覧した後、出雲民藝紙を生んだ安部榮四郎の記念館で手すき和紙のワークショップを行います。二日目は、島根県立古代出雲歴史博物館学芸員で「いわみもの展」を企画された中安恵一さんを水先案内人に河井寛次郎の内弟子森山雅夫氏が開窯した森山窯、石見銀山の見学さらには銀山と北前船によって栄えた温泉津焼を訪ね作陶ワークショップを行います。場所:訪問(その他エリア
中村裕太/1983年東京生まれ。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点からタイル、陶磁器などの理論と制作を行なう。最近の展示に「第20回シドニー・ビエンナーレ」(2016年)。また、工芸を作り手の視点から読み解き、その制作の方法を探っていく〈APP ARTS STUDIO〉 というプログラムを運営。http://nakamurayuta.jp、APP ARTS STUDIO:http://appartsstudio.tumblr.com
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