江戸の黄表紙を読む
早稲田大学エクステンションセンター
中野校
棚橋正博(早稲田大学講師、元帝京大学教授)
-日本文化, 講義詳細
-中野校, 早稲田大学エクステンションセンター, 棚橋正博(早稲田大学講師、元帝京大学教授), 講義詳細
概要
黄表紙は江戸草双紙の一時代を画した名称です。本講座では、江戸草双紙の歴史を概観して、まず黄表紙が田沼時代という自由な時代に誕生した自由な発想の産物であったことを読み解きます。その後の「寛政の改革」の時代には、黄表紙は改革風俗を揶揄し、やがて政治に翻弄されていきます。こうした流れを作品に即して読み、考えます。黄表紙の面白さと笑いを堪能しましょう。【主な講義内容】・黄表紙の誕生/『金々先生栄花夢』を読む・黄表紙以前の草双紙の歴史を概観する・武家作家たちの活躍を作品に沿って読む・町人作家たちの登場、その作品を比較する・黄表紙に描かれた田沼時代と寛政の改革・寛政の改革と黄表紙の行方・武家作家退壇後の黄表紙を読む・教訓性を帯びる黄表紙を読む
講師名
棚橋正博(早稲田大学講師、元帝京大学教授)
講師概要
棚橋正博
早稲田大学講師、元帝京大学教授
1947年秋田県生まれ。早稲田大学大学院日本文学研究科修士課程終了。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、日本近世文学。著書に、『江戸のマンガFAX』(小学館)、『江戸の道楽』(講談社)、『山東京伝の黄表紙を読む〜江戸の経済と社会風俗から』(ぺりかん社)などがある。
住所
東京都中野区中野4-22-3 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1階
アクセス
JR中央・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」下車北口より徒歩10分/関東バス「東京警察病院北門前」より徒歩1分 【中01】【大02】【宿04】【宿05】【宿07】【阿45】系統/
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。