『枕草子』を読む

早稲田大学エクステンションセンター
早稲田校
田畑千恵子(エクステンションセンター講師)

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講義詳細

講義詳細
講座名
『枕草子』を読む
大学
早稲田大学エクステンションセンター
キャンパス
早稲田校
概要
『枕草子』は約三百段の章段から構成され、各段は内容や文体の違いから、三種類に大別されています。今の講座では、日記的章段(実録的章段)と呼ばれる、清少納言が宮仕え生活の中で見聞したことを記した章段群の中から、主君にあたる中宮定子の一族が、定子の父道隆の死や兄弟たちの不祥事を経て権勢を失い没落していった頃の記事を扱います。繁栄時の記事に登場した主家の人々に代わり、この時期を扱った段の中では、藤原斉信(ただのぶ)・藤原行成(ゆきなり)など殿上人との機知の応酬を描いたものが増えています。主家繁栄の記録を女房の立場から書き記す日記的章段にあって、繁栄時の章段とは異なる描き方が模索されたようです。一段ごとに時間をかけて本文を丁寧に読み進めながら、『枕草子』の賛美表現の特徴や作品としての論理などにも目を向けていきたいと考えています。なお、随時、プリントを配付し、必要な事柄は解説しますので、歴史的背景や作品に関する予備知識は必要ありません。なお、2018年秋学期は、春学期と連続して定子一族没落後の記事を扱い、主要章段を読み終える予定です。
会員価格
29,160円
一般価格
33,534円
講座期間
2018/04/10~2018/06/19
開講時間
10:40~12:10
曜日
講座回数
10回
定員
講師名
田畑千恵子(エクステンションセンター講師)
講師概要
田畑千恵子
エクステンションセンター講師
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集四』有精堂)・「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。

住所
東京都新宿区西早稲田1-6-1
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口より徒歩5分/都バス(高田馬場駅→早大正門行き)「早大正門」より徒歩1分/都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
申込

日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。

この情報は大学の許可をとっています。

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