SH53くらしと風景の中から減災を考える- 滋賀の大地の成り立ちと自然災害 -
瀬田キャンパス
中島健/多賀優/小早川隆
講義詳細
それゆえ、太陽や地球の活動のもう一つの側面である自然災害から逃れることもできません。21世紀の科学技術をもってしても、すべての災害をなくすことはできないのです。このことを私たち自身が常に意識することこそ、災害を減らす=減災への道です。どのように意識を持ち続けるか、そのヒントは地球の活動が作り上げてきた自然景観の中に隠されています。滋賀の大地の歴史を手がかりに一緒に考えていきましょう。
講座日程
(1) 1月26日(金) 自然景観の見方・考え方 担当:中島 健
(2) 2月2日(金) 近江にあった巨大噴火 担当:多賀 優
(3) 2月9日(金) 太古の琵琶湖とアケボノゾウ 担当:小早川 隆
(4) 2月16日(金) 湖国の災害史(地震災害を中心として) 担当:中島 健
(5) 2月23日(金) 先人の知恵と生活に学ぶ 担当:中島 健
受講対象者:※2016年度後期滋賀講座と内容が重複します。
阪神・淡路大震災以来,地震学と市民意識のギャップをどう埋めるかを考えつつ,高校教育(地学)を中心に地震・火山こどもサマースクール,教員サマースクール・免許状更新講習などの普及活動,「地球のしくみ」などの一般書執筆にも携わってきました。
多賀優/龍谷大学農学部准教授
岩石学および理科教育学を専門としています。研究は大学時代、花崗岩を専門としていました。現在は、理科教育学を専門とし、とくに地学分野での理科教育法を研究しています。また、大学では理科教育学研究AB、理科教育法ⅠⅡ、教職実践演習、地学実験などを担当しています。
小早川隆/多賀町立博物館館長
地域の博物館としてその専門性を活かせて積極的に町づくりに関わる活動を実施。ここ4年間は「多賀町古代ゾウ発掘プロジェクト」を立ち上げ研究者をはじめ一般住民とともに180万年前の世界を発掘している。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。