SB58近年の中国重大考古発見- 南昌の前漢海昏侯墓と忻州の北朝壁画墓を中心に -
瀬田キャンパス
徐光輝
講義詳細
一方、近年黄河中流域の山西省省都太原市近くにある忻州市九原崗遺跡で北朝時代の巨大な壁画墓が見つかりました。墓内に空前規模の壁画が残っており、主人公の生前豪華な生活様子、『山海経』等に登場する霊獣や風神雷神など、当時の死生観を理解する重要な発見として評価されています。
講座日程
(1) 10月5日(木) 海昏侯墓の考古発掘調査
(2) 10月12日(木) 海昏侯墓の様々な副葬品
(3) 11月2日(木) 武帝の孫-皇帝から失脚
(4) 11月16日(木) 忻州北朝壁画墓の発掘調査
(5) 11月30日(木) 壁画の内容と死生観
(6) 12月7日(木) 同時代壁画墓との比較
受講対象者:特に制限はありません。
農耕集落から都市国家、領域国家への発展過程のほか、仏教考古学を中心に調査研究している。大学授業の傍ら、市民講座等を担当。「北魏壁画墓から見る此岸彼岸観」(2014)、「日本考古学に何を求めるか」(2015)、「山東地方の丈八仏研究」(2017)、「秦漢、弥生都市邑落研究」(2017)など、多数ある。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。