SB51シリーズ 近江を極める- 大津を極める1 -
瀬田キャンパス
福田敬/辻川哲朗/渡邊勇祐
講義詳細
第1回・第2回は、大津市域の歴史文化を紹介します。
講座日程
(1) 10月14日(土)
仏教黎明の地-大津の古代寺院-
大津市域は仏教伝来当初から数多くの寺院が建立された、全国的にも珍しい地域です。古代寺院の発掘調査を通して大津の特性を解説します。
担当:福田 敬
(2) 11月18日(土)
日本海の彼方より-大津の渡来人-
古代大津には数多くの渡来人達が住み、故郷から伝来した文化と、新天地である日本の文化を融合させました。大津に残る渡来人の文化を解説します。
担当:辻川 哲朗
(3) 12月16日(土)
神秘的な美の世界-大津の密教美術ー
伝教大師最澄が比叡山に延暦寺を開いて以降、近江は天台密教の聖地として栄え、ここに様々な密教美術が生まれ、展開しました。この諸相を解説します。
担当:渡邊 勇祐
受講対象者:特に制限はありません。
【専門分野】考古学。【主な発掘調査】鴫谷東1号墳、大谷南遺跡、南滋賀町廃寺、上仰木遺跡、衣川廃寺、袋古墳群、坂本遺跡、真野廃寺など。考古学を学び始めて30年を過ぎても、いまだ初心者マーク…?まだまだ発展途上にあります。虚弱体質なので現場はいつもしんどいです。
辻川哲朗/公益財団法人滋賀県文化財保護協会
日本考古学(主に古墳時代の遺構・遺物の総合的研究)専攻。(公財)滋賀県文化財保護協会での活動をとおして、近江の文化遺産と歴史的景観の調査や保護・活用にたずさわる。「埴輪生産からみた須恵器工人―「淡輪技法」の解釈と系譜をめぐって」『考古学研究』57-3考古学研究会2007年
渡邊勇祐/滋賀県立琵琶湖文化館学芸員
専門分野:日本仏教史。仏教美術を中心に、文化財の保存、活用に関する活動を行っている。主な著作:「滋賀県立琵琶湖文化館蔵「活版印刷資料」」2015、「小比叡神の形成過程-平安前期における比叡山西塔の動向を手掛かりに」龍谷大学史学会報告。等
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。