OB62現代台湾の諸相
大阪梅田キャンパス
劉梅玲
講義詳細
今回の講座では、現代台湾を知る新たな手掛かりと可能性を提示していくことを目指しています。今台湾はどんな姿をしているのか、台湾が直面している問題、困難は何なのか、そして国民自身の役割とは何か、こうした問題意識をもとに、各政権を観察し、民主化の後強められた台湾意識を考え、そして、現代社会でエスニシティによって創生される文化を考察してみたいと思います。また、観光旅行の実態からも社会の変化を見出して、さらに、「栄民」と「陸生」という特殊な位置づけの人達のことを知り、台湾社会に潜んでいる事情を垣間見ます。
講座日程
(1) 9月26日(火) 新時代の台湾へー陳水扁、馬英九、蔡英文の治国
(2) 10月10日(火) 台湾アイデンティティ
(3) 11月28日(火) 「台湾客家」の創造
(4) 12月12日(火) 観光旅行の実態とその推移
(5) 2月6日(火) 「栄民」(栄誉国民)の運命
(6) 2月27日(火) 中国人留学生「陸生」
受講対象者:特に制限はありません。
※2016年度後期京都開講講座と内容が一部重複します。
専門は華人圏の社会と文化(特に台湾客家を中心に)。大学以外、関西圏で台湾華語や台湾社会の講座を複数開講。著作は「台湾地域社会の形成」(『東アジア「地方的社会」の社会学』晃洋書店、2013)、「台湾客家の創造」(『交錯する台湾認識』勉誠出版、2016)など。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。