OA54高僧和讃を読む
大阪梅田キャンパス
佐々木大悟
講義詳細
「浄土和讃」「高僧和讃」は、阿弥陀仏の本願を讃仰することを主題とするのに対し、「正像末和讃」は時と機に対する悲嘆を基調として、教法がその時・機にいよいよ即応することが明かされているということができます。
親鸞聖人の細かな表現に気を配りながら、「不安の時代を生きる」私たちが、親鸞聖人を学ぶことの意義について、ゆっくりと、じっくりと考えてみたいと思います。 今回は、「高僧和讃」のうち、善導大師と源信和尚を讃嘆され和讃を読む予定です。
親鸞聖人が七高僧をどのようにみられたか、どのように讃嘆されているかを共に学びましょう。
講座日程
(1) 10月2日(月) 善導和讃を読む⑤ 五濁悪世のわれらこそ 金剛の信心ばかりにて ながく生死をすてはてて 自然の浄土にいたるなれ
(2) 11月6日 善導和讃を読む⑥ 真宗念仏ききえつつ 一念無疑なるをこそ 希有最勝人とほめ 正念をうとはさだめたれ
(3) 1月29日(月) 善導和讃を読む⑦ 本願毀滅のともがらは 生盲闡提となづけたり 大地微塵劫をへて ながく三塗にしづむなり
(4) 2月26日(月) 源信和讃を読む① 源信和尚ののたまはく われこれ故仏とあらはれて 化縁すでにつきぬれば 本土にかへるとしめしけり
受講対象者:継続講座ですが、初めての方もご参加ください。
浄土真宗の根本聖典である浄土三部経の研究しています。特に『無量寿経』と古い仏典の漢字が専門です。また、仏教・浄土教から浄土真宗へと教えがどのように継承され、そして展開していっているのかに興味をもっています。【主な論文】「『大阿弥陀経』の研究」
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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