KB68京都の名所と古刹に城郭を探る 洛東編- 戦国 歴代足利将軍の戦跡 -
深草キャンパス
中西裕樹
講義詳細
京都の東にあたる洛東には、世界遺産にも選ばれた由緒ある多くの寺院が営まれています。慈照寺(銀閣)や清水寺であり、少し離れた醍醐寺も同様です。東山連峰の大文字山は、五山の送り火で知られるシンボリックな山であり、神楽岡とも呼ばれる吉田山には吉田神社が鎮座しています。戦国時代、これらの地に城を構え、また城として利用しようとした人々がいました。戦国京都の覇権を握ろうと奮闘していた歴代の足利将軍です。
本講座では、名所・古刹の歴史にふれた後、足利義晴、義輝、義昭らを取り巻く戦国の時勢と、その戦跡といえる城跡を取り上げ、京都が持つ歴史の一面を探りたいと思います。
講座日程
(1) 1月22日(月)大文字山 足利将軍の京都奪還戦と如意ヶ嶽城
(2) 1月29日(月)銀閣寺 瀕死の足利義晴が築く中尾城と鉄砲戦
(3) 2月5日(月)清水寺 足利義輝の霊山築城と籠城の実態
(4) 2月19日(月)醍醐寺と吉田山 幻の足利義昭と織田信長の城
受講対象者:特に制限はありません。
近畿地方を中心に戦国時代や城郭・城下町を研究。博物館では関連の特別展などを担当。著書に『大阪府中世城館事典』(2015戎光祥出版)、編著に『飯盛山城と三好長慶』(2015戎光祥出版)や『高山右近キリシタン大名への新視点』(2014宮帯出版社)がある。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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