1732A004意志の弱さと自己制御 「情動」をキーワードに哲学的に考察しよう

首都大学東京オープンユニバーシティ

南大沢キャンパス

私たちは日常生活の中で、自己制御が必要であるにもかかわらず、それがうまくできないことがあります。従来、このような状態は、哲学においては、理性と対立する情動が、合理的な選択や行動を可能にする理性的な働きを搔き乱すからだと考えられてきました。そのため、自己制御のためには情動を排除し、理性に従わなければならないとされてきたのです。しかし、昨今の科学的成果は、私たちが理性的に振る舞うためには、ある程度の情動が必要不可欠だということを明らかにしました。本講座では、意志の弱さや自己制御について、情動をキーワードに哲学的に考えていきましょう。
講座スケジュール
1・2017/11/11（土） 「意志の弱さ」と呼ばれる大問題
2・2017/11/18（土） 理性的であるのに情動は必要ない?!
3・2017/12/02（土） 理性が評価する世界、情動が評価する世界
4・2017/12/09（土） 情動が可能にする自己制御

10,000円

2017/11/11～2017/12/9

10:30～12:00

土

4回

20人

西堤優

東京大学大学院総合文化研究科 特任助教
平成27年度4月より、東京大学大学院総合文化研究科博士課程リーディング大学院(I H S)の特任助教として勤務
専門分野:心の哲学、科学哲学 ・ 著書:「自己制御と誘惑」、『シリーズ新・心の哲学Ⅲ 情動篇』(信原・太田編)、勁草書房、2014年

東京都八王子市南大沢1-1

京王相模原線「南大沢」駅、改札口から徒歩５分※改札口を出て右手に緑に囲まれたキャンパスが見えます。

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