シルクロード(知りたい世界史)/絹の道の現在と過去

清泉女子大学 清泉ラファエラ・アカデミア

五反田キャンパス

アジアと西欧を結ぶシルクロードは、21世紀にはすっかり変わり、新しい感覚で接する必要があるでしょう。新時代の到来です。「絹の道」（シルクロード）とは、正式な学術用語ではなく、せいぜい二千年ほど前、中国で織られた絹織物を、馬やラクダの背に積んで、はるばるローマまで運んだ交易路をこう呼んだまでである。砂漠と草原で覆われた内陸アジアは大変な難コースだった。一方、この陸のコースの他に中東からインド洋を抜けて南シナ海に通じる海のシルクロードも存在した。宝石や香辛料、茶を運ぶルートである。これらは奈良時代の日本の古代文化を支えるもので、21世紀の現在は重要な石油のルートになっている。テキスト：必要に応じてプリントを配布。
シルクロードと野菜の道/海のシルクロード/人の文化を変えた香辛料/西域とセリンディア/見落された陶器のルート/絹の道の終着駅・正倉院/紙とガラス文化の故郷/新しい文化、空のシルクロード

18,400円

2017/09/30～2017/12/16

13:00～14:30

土

8回

60人

金子民雄

歴史家/日本大学商学部卒 哲学博士/専門分野：『西域探検の世紀』（岩波新書） 『ヘディン伝ー偉大なシルクロード探検者』（中公文庫） 『動乱の中央アジア探検』（朝日文庫）

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