鎖国の消滅を再検討する
早稲田大学エクステンションセンター
早稲田校
鵜飼政志(早稲田大学・学習院大学・駒澤大学講師)
-日本文化, 講義詳細
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概要
次の中学歴史教科書から、「鎖国」の表現をなくそうとする動きがありました。たしかに、以前から指摘されるように、江戸時代の対外関係を「鎖国」と表現するのは、実態をあらわしていないと批判されてきました。しかしその一方で、19世紀の日本人は、自分の国が「鎖国」状態であると認識していたことも否定できない史実です。そして、明治以降の日本人が「鎖国」の言葉にこだわりつづけていたことも事実です。歴史教科書のような恣意的理解ではなく、江戸時代の対外関係を概観したうえで、鎖国の言葉が近代日本のなかで生き続けていったその歩みを振り返っていきます。
講座期間
2017/07/07~2017/07/28
講師名
鵜飼政志(早稲田大学・学習院大学・駒澤大学講師)
講師概要
鵜飼政志
早稲田大学・学習院大学・駒澤大学講師
1966年生。博士(史学)。明治維新史が専門。早稲田大学大学院/学習院大学大学院修了。現在、早稲田大学/学習院大学/駒澤大学ほか講師。著書に『幕末維新期の外交と貿易』(校倉書房)・『歴史をよむ』(共編著、東京大学出版会)・『きのうの日本』(共編著、有志舎)、『明治維新の国際舞台』(有志舎)がある。
アクセス
東京メトロ東西線「早稲田駅」3a出口より徒歩5分/都バス(高田馬場駅→早大正門行き)「早大正門」より徒歩1分/都電荒川線「早稲田駅」より徒歩5分
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
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