『源氏物語』花宴巻と葵巻(2)を読む
龍谷大学エクステンションセンター
大阪梅田キャンパス
櫻井清華
-日本文化, 講義詳細
-大阪梅田キャンパス, 櫻井清華, 講義詳細, 龍谷大学エクステンションセンター
概要
花宴巻で朧月夜との出会いが語られたあと、葵巻は矢継ぎ早の展開をみせます。まず桐壺帝の譲位。その後、弘徽殿の女御を中心に右大臣家が威勢を強める政治状況。一方、伊勢下向を思案していた六条御息所と懐妊中の葵上の従者の間で車争いが勃発。このことが遠因になり、葵上は出産後に逝去。四十九日の後に源氏と紫は新枕を交わします。女君達個々の宿世と葛藤が語られる中、テーマとなるのは「御代かわり」。政治状況の趨勢が私生活にも関わる中、物語から去る者と新たに現れる者の交代劇がどのように語られているかを読み解きたいと思います。
講座期間
2017/04/10~2017/05/01
講師概要
龍谷大学非常勤講師。専門は平安文学。おもに『源氏物語』の親子関係について研究しています。共著に『千年の恋―源氏物語を彩る女君たち』(ビジネス社、2008年)。
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。