考古学散歩(稲作と古墳と太陽を考える)
東海大学エクステンションセンター
ユニコムプラザさがみはら
北條芳隆(ほうじょうよしたか)
-日本文化, 講義詳細
-ユニコムプラザさがみはら, 北條芳隆(ほうじょうよしたか), 東海大学エクステンションセンター, 講義詳細
概要
考古学は過去の人類史を探る学問ですが、日本列島の歴史を考えるときに重要なテーマとなるのが稲作です。稲作がいかに大切にされてきたのかは、江戸時代までの日本社会で価値の根幹を担ったのが稲の収穫高だったことをみても明らかです。ではなぜ稲作はそこまで重視されたのでしょうか。この点を探るために、私はここ15年間、沖縄県西表島での考古学調査を進めています。意外に思われるかもしれませんが、西表島でどのようにして稲作は始まり、その後の展開はどうだったのかを知れば、単純化したモデルが完成します。それを当てはめれば日本列島全体の過去の姿が浮き彫りになるわけです。その成果からフィードバックして、弥生文化の誕生や古墳文化の展開、そして稲作や太陽にまつわる神話の生成過程の問題を考えることにします。
講座期間
2017/05/10~2017/07/05
講師概要
東海大学文学部教授、文学部長。1960年、長野県生まれ。1985年岡山大学法文学部卒業、1991年大阪大学大学院博士後期課程満期退学。1992年2002年徳島大学埋蔵文化財調査室。2002年東海大学文学部歴史学科考古学専攻。古墳時代の成立過程の研究をテーマとして、古墳の設計や腕輪形石製品の研究を進めている。
住所
神奈川県相模原市南区相模大野3丁目3番2号bono相模大野サウスモール3階
アクセス
小田急線「相模大野」駅中央改札口よりすぐ
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。