今、蘇る『方丈記』を読もう
東海大学エクステンションセンター
ユニコムプラザさがみはら
蟹江秀明(かにえひであき)
-日本文化, 講義詳細
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概要
3.11の東日本大震災の深い傷跡も癒えないうちに、熊本・鳥取等の地震が相次ぎ、一方ではグローバル化の総称の下で国内外が混乱に陥り、私たちの生活にも不安と不透明感が拡がり続けています。そんな世の中で『方丈記』は今、あらためて評価を受けつつ見直されている古典文学といえましょう。それは、必ずしも順調とはいえなかった人生行路を歩いた作者鴨長明が、当時の大地震や大火、飢餓等の不安定な時代を実体験を通して培った自分史の中に、今日の私たちが800年の時空を超えてもなお共感するところがたくさんあるからにほかならないからではないでしょうか。ここでは、原典をすでに読み始めている方々も含め、あらためて皆さんと共々にそのことを確認しながら共有していきたいと思います。テキストは大福光寺本影印を用意します。
講座期間
2017/06/05~2017/07/10
講師概要
元東海大学文学部日本文学科教授、東海大学名誉教授。専門は日本中世文学、特に軍記物語『平家物語』『太平記』、講義・演習『小倉百人一首』など。
住所
神奈川県相模原市南区相模大野3丁目3番2号bono相模大野サウスモール3階
アクセス
小田急線「相模大野」駅中央改札口よりすぐ
日時の変更もありますので、開講情報は必ずこのページの大学HPからご確認ください。
この情報は大学の許可をとっています。