日本書紀の世界ⅩⅩⅢ
明治大学リバティアカデミー
駿河台キャンパス
吉村武彦
-日本文化, 講義詳細
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概要
今年度、『日本書紀』の講読は、23回目を迎えます。前年度に続き、推古天皇に焦点をあてて『書紀』をじっくり読んでいきます。ヤマト王権における最初の女性天皇です。推古は敏達天皇の皇后ですが、崇峻天皇の暗殺後、群臣に推挙されて即位します。本年は主に推古天皇紀の後半になりますが、「上宮聖徳法王帝説」などの史料を随時配付し、関連史料を含めて逐条的に読んでいきたいと思います。この時代、推古天皇のもと、厩戸皇子(聖徳太子)と蘇我馬子が補佐して政事を行うといわれていますが、太子の厩戸が早世します。推古は、太子より長生きしたわけです。その数年後、馬子も没し、推古一人になります。推古は75歳まで生き、子どもの竹田皇子の陵に葬られます。
講座期間
2017/04/13~2018/01/11
講師概要
吉村武彦(ヨシムラタケヒコ)明治大学名誉教授1945年朝鮮生まれ。京都・大阪育ち。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。専攻は、日本古代史。主な著書に、『日本の歴史3古代王権の展開』(集英社)、『日本古代の社会と国家』(岩波書店)、『古代天皇の誕生』(角川選書)、『日本社会の誕生』(岩波ジュニア新書)、『聖徳太子』(岩波新書)、『ヤマト王権』(岩波新書)他多数。
アクセス
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